
舌の位置を矯正した結果口呼吸や歯ぎしり・食いしばり、睡眠時における無呼吸症候群を改善する上で役立ちます。
咀嚼や呼吸など、人間が生きる上で必要となる機能において舌の位置、すなわち舌骨・舌の位置のコントロールは必須です。
舌の位置が下がっている状態、つまり低位舌と呼ばれる状況が定着してしまうとさまざまな弊害が出ます。
本来であれば上あごの先端付近に舌の先が常に付いているのが通常ですが、下側の前歯の裏もしくはどこにも付かず中空を漂う舌の状態を低位舌と呼び、多くの弊害を生んでしまいます。
無呼吸症候群をはじめとする諸症状は、低位舌により気道が狭められて発生する状態です。
セルフチェック項目が設けられておりドライマウスや顔の歪み、歩く時のつまずきの多さや食べこぼしなど日頃の違和感が3つ以上ないか確認してみましょう。
低位舌が起こる原因としては、舌の筋力の低下に加えて舌骨の沈下も挙げられます。
口腔内の筋力トレーニングを施しても改善されない場合においては、舌骨の位置を上げる矯正器具を使用するのが有効です。
骨の位置を上昇させるとともに、舌の本体自体も底上げして筋力アップといった副産物も望めるからです。
他にも舌の根元から支えることによって沈下や後退を防いで正常に戻す装置など、さまざまな器具が開発および治療に用いられているため睡眠時無呼吸症候群や寝ている間の歯ぎしりに悩まされている方はぜひチェックしてみてください。